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卵黄に多量に含まれるリン脂質。細胞膜の形成に不可欠の物質。ヒトの体内でレシチン→コリン→アセチルコリンと変化していく。コリンは脳や神経組織の構成物質で脳機能維持改善。アセチルコリンは記憶と学習に関わる神経伝達物質で、アセチルコリンの原料であるレシチンは記憶力を高め、脳の老化やボケを防止して老人性認知症を改善。また、コレステロールの代謝を促進し、低下させる作用もある。卵黄、大豆や豆腐に含まれる。
フラボノイドに属するファイトケミカル。フラボノイドの中で最も強い抗アレルギー・抗炎症作用があり、喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎などの症状を抑える。これは、炎症反応を引き起こすロイコトリエンと呼ばれる物質を生成する酵素(5-リボキシゲナーゼ)をルテオリンが阻害するため。ピーマン、春菊、セロリ、カモミール、シソ種子に含まれる。
黄色〜橙色のカロテノイド。ルテインは網膜の主な色素。加齢性黄斑変性症や白内障の予防効果があり、老化に伴う視力低下を回復。抗酸化作用で活性酸素を消去し、老化やがんを予防。ほうれん草、かぼちゃ、ブロッコリー、鶏卵に含まれる。