カレー粉の一番重要な黄色の色素成分。クルクミンは腸管でテトラヒドロクルクミンに変わり、これがビタミンEを上回る強い抗酸化作用を持つ。また、クルクミンには直接的に活性酸素やフリーラジカルを無毒化する作用、グルタチオン−S-トランスフェラーゼやキノン還元酵素などの解毒酵素を活性化する作用、そして、免疫力を調整する作用がある。免疫に対する作用には、抗酸化の働きで免疫細胞のダメージを防いで免疫力の低下を防ぐ、マクロファージや好中球による炎症を抑える働きがある。また、がん抑制作用、肝機能強化作用、胆汁分泌促進作用、解毒酵素誘導作用、抗菌作用、消化促進作用、消炎鎮痛作用、血中コレステロール値の低下作用、抗血栓作用も期待されている。