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免疫とふだん食べている食品との間には、どんな関係があるのか。がんと免疫の研究に取り組んでいた私にとって、これは非常に魅力的なテーマでした。私は免疫と日常食べている食事、食品とがどのような関係をしているのかに関心を抱き、アメリカのハーバード大学などで25年にわたって研究を行い、「免疫栄養学」と呼ばれる新しい分野を切り拓いてきました。ファイトケミカルの研究も、その1つです。その膨大な研究データの中から、人間の免疫システムに働く多くの食材が、下記の4つの「力」に集約されていることを見出しました。
1つは、免疫細胞をつくったり、免疫機能を正常に維持する「免疫活性維持力」と呼んでいるものです。
2つ目は、免疫増強作用。免疫機能に働いて、免疫機能による攻撃力を高める「攻撃力」と呼んでいるものです。
3つ目は、食材に含まれる栄養成分自体が直接細菌やウイルス、がんなどの異物をめがけて攻撃・排除する「抗菌作用・抗ウイルス作用・抗がん作用」と呼んでいるものです。
4つ目は、過剰に働いた結果起こる炎症反応、それを抑える力の「抗アレルギー作用・抗炎症作用」と呼んでいるものです。
これら4つの力は、多様な奏者が一緒になって壮大な交響曲を奏でるオーケストラのようなものといっていいでしょう。ただし、指揮者のいないオーケストラです。楽団のそれぞれのパートに指示を出したり、全体をコントロールするような指揮者に値する食材はまだ見つかっていません。指揮者がいなくて、楽団員みんなが協力し合って演奏している状態です。
2と3の「攻撃力」と「抗アレルギー作用・抗炎症作用」は、免疫を強くする、高める力です。オーケストラで言えば、管楽器や打楽器が当たるかもしれません。このようにみんなをグイグイ引っ張ったり元気づける食材も、もちろん大事です。
しかし、このような攻撃一辺倒だと、炎症という反応が起こります。炎症はさまざまな病気を引き起こす元になります。胃炎や肝炎などです。それだけではありません。その炎症が元になって、がんまで引き起こされると言われています。たとえばヘリコバクター・ピロリ菌によって萎縮性胃炎が起こり、それが元で胃がんに発展したりすると言われています。
ですから、この免疫力、攻撃力は、度を過ぎないように抑える必要があります。それが、1と4の「免疫活性維持力」と「抗アレルギー作用・抗炎症作用」です。
「免疫活性維持力」は免疫を整える、免疫機能を維持する力です。「抗アレルギー作用・抗炎症作用」は炎症を抑える力です。オーケストラで言えば、弦楽器がこれに相当するかもしれません。管や打の強力な音ばかりだと、聴衆は疲れてしまいます。それを弦楽器で気持ちを鎮め、全体の雰囲気を整えていく音色も大事なのです。
食べ物の取り方からいえば、前の攻撃力よりも、むしろこの攻撃力を抑える力の方が、重要と言えるかもしれません。食事で「免疫を整える」というのは、この4つの力の食材をバランスよく食べるということです。バランスよく食べることによって、免疫のバランスがとれていくのです。
では、免疫を整えるためには、どんな食材をどのようにとればいいのでしょうか?、ここでは、そのわかりやすい一端を示しておきましょう。たとえば前に挙げた4つの力の代表的な食材としては、「免疫活性維持力」では白菜や里芋、「攻撃力」では椎茸・昆布、「抗菌作用・抗ウイルス作用・抗がん作用」ではわさび・からし、「抗アレルギー作用・抗炎症作用」ではピーマン・生姜などが挙げられます。
同じ食材でも、食べ方でも変わってきます。たとえば生の生姜の中には、ジンゲロールという成分が入っていて、これは攻撃型の免疫で、免疫を強くしてくれます。しかし、風邪を引いて熱が出たりしているときは、生姜を熱い湯で生姜湯にしてやればショウガオールという抗アレルギー作用・抗炎症作用の成分が出ます。したがって、これを飲むと、体はアレルギー症状もとれ熱も下がって楽になります。
麻布医院院長 高橋 弘
免疫は「上げる」だけではダメ、整えることが大切
最近は何かと免疫、免疫と声高に言われブームになっている感がありますが、さて、「免疫とは何?」と問われてきちんと答えられる人はあまりいないように思います。よく「免疫を上げると健康にいい」「免疫を高めて強靱な体を作ろう」と謳われていますが、実は、これは間違いです。免疫を上げるだけではダメで、免疫を上げるだけだとかえって健康に害をもたらすこともあります。
結論からいうと、免疫は「上げる」のではなく、「整える」ことが大事なのです。 「免疫」とは何でしょう。語源的には、「疫病から免れる」ことですが、これも、今となっては正しくありません。免疫学の研究が大きく進展したことによって、免疫とは、自分と自分でないものを見分け、自分でないものを排除すること、そしてそうすることによって人間は自分の体を守っているということがわかったからです。
人間の体の中には、そのような自分でないものを見分け、排除するための免疫システムが張り巡らされているのです。たとえばその1つが、免疫のパトロール隊ともいうべき細胞軍です。彼らは、日常体の中をたえず巡回しながら、細菌などの自分でないものがいないか、見回っているのです。
しかし、手強い相手だとパトロール隊だけでは対応することができません。
そのような場合には、今度は、免疫の機動隊ともいうべき、もっと強力な武器を持ち特別な訓練を積んだ細胞軍が出動し、攻撃をします。 このように、自分でないものを排除するには、「パトロール隊」「機動隊」という2段構えの連携プレーで仕掛けていくシステムになっているのです。
ところが、この免疫システムの攻撃態勢が、原因はさまざまですが、本来のバランスを崩すようなことが起こります。そうすると、免疫は、自分でないものに過剰に反応したり、はては自分の体に対してまで攻撃をしたりということが起こります。
前者の代表的なものが花粉症やじんま疹、ぜんそくなどで、後者の代表的なものがリウマチや多発性硬化症、バセドウ病などの自己免疫疾患と呼ばれる難病です。
そして重要なことは、これらの病気は、すべからく免疫の攻撃力が上がりすぎたために引き起こされる病気であるという点です。 つまり、免疫は「上げる」だけではダメで、中庸、バランスをとることが大事、だから免疫は「整える」ことが必要だというわけです。
ファイトケミカルについての髙橋院長の出版書籍
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免疫活性を維持する成分と食材
- ビタミンC(好中球の活性維持や増強):海苔、ピーマン、柚子、唐辛子、ブロッコリー、生姜、すだち、白菜、かぶの葉、大根の葉、キャベツ、さつま芋、菜の花、抹茶、温州みかん、レンコン
- ビタミンB2(細胞の再生を助け、粘膜を保護する):海苔、わかめ、唐辛子、椎茸、ひじき、生わらび、パプリカ粉
- ビタミンB6(タンパク質の合成、免疫を正常に保つ):唐辛子、こんにゃく、かぶの葉、海苔、きくらげ、抹茶、そば粉、大豆、きな粉、ジャガイモ、ごま、鰯、秋刀魚、鮭、鯖
- β−カロテン(ビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などの免疫バリアを健康に保つ):海苔、唐辛子、わかめ、にんじん、春菊、ニラ、大根の葉、かぶの葉、大葉、菜の花、ひじき、抹茶、三つ葉
- アスタキサンチン(ストレスによるNK活性の低下を抑える働きがある):海老、金目鯛、鯛、鮭、蟹、鱒、イクラ
- クルクミン(抗酸化作用で免疫細胞のダメージを防いで免疫力の低下を防ぐ):カレー粉
- 食物繊維(腸管免疫を整える):こんにゃく、きくらげ、椎茸、ごぼう、ひじき、まいたけ、海苔、わかめ、えのき、かぼちゃ、大豆、菜の花、ブロッコリー、レンコン、オクラ
- 乳酸菌(腸管免疫を整える):ヨーグルト、漬け物
- 亜鉛(免疫力の保持): 鰯、鯖、煮干し、牡蠣、大豆、辛子、抹茶、松の実、ごま、パプリカ粉
- セレン(免疫力の保持): 海老、鰺、鯛、鰯、秋刀魚、鯖、牡蠣、辛子、卵黄、小麦粉
- ムチン(免役機能を高める):里芋、長芋、山芋、なめこ、レンコン、オクラ
- 良質のタンパク質(免疫細胞を作る):魚肉、鶏肉、卵白、大豆、豆腐、豆乳
免疫の攻撃力を強める成分と食材
- β−グルカン(NK細胞の活性化、樹状細胞を活性化して攻撃指令力を強化):椎茸、なめこ、まいたけ、きくらげ、しめじ、えのき
- フコイダン(NK細胞の活性化):昆布、海苔、ひじき、わかめ、もずく
- レンチナン(免疫力を高める。NK細胞の活性化、樹状細胞を活性化して攻撃指令力を強化):椎茸
- グリフォラン(T細胞とマクロファージを介して抗がん作用を発揮する。椎茸に含まれるレンチナンに劣らない抗がん作用がある):まいたけ
- D−フラクション(マクロファージ、T細胞、NK細胞を活性化する。インターロイキン2の分泌を促進する):まいたけ
- アリルシステインスルフォキシド(NK活性を高める): ニンニク
- ビタミンC(インターフェロンの生成と分泌を促し、抗ウイルス作用を発揮する):海苔、ピーマン、柚子、唐辛子、ブロッコリー、生姜、すだち、白菜、かぶの葉、大根の葉、キャベツ、さつま芋、菜の花、抹茶、温州みかん、レンコン
- 亜鉛(T細胞とNK細胞の働きを改善): 鰯、鯖、煮干し、牡蠣、大豆、辛子、抹茶、松の実、ごま、パプリカ粉
- ジンゲロール(免役細胞数を増やし、攻撃力を高める):生姜
- ネギの抽出液(抗体産生能を高め、抗インフルエンザ作用):長ねぎ
- 白菜抽出液(TNF-α産生):白菜
- バナナ、スイカ、ブドウの抽出液(TNF-α産生):バナナ、スイカ、ブドウ
- バナナ、キウイの抽出液(好中球の増加): バナナ、キウイ
抗菌作用、抗ウイルス作用、抗がん作用を示す成分と食材
- アリルイソチオシアネート(抗菌作用、抗がん作用): わさび、からし、大根、菜の花、マスタード
- アントシアニン(尿路感染症予防作用): ブルーベリー、茄子、小豆、さつま芋の皮、黒豆、黒米、ブドウの皮、ワイン
- ヘスペリジン(抗ウイルス作用):柚子、柚子の皮、すだち、温州みかん、かぼす
- フコイダン(インフルエンザウイルス増殖抑制、高濃度でがん細胞のアポトーシス(自殺死)を誘導する):昆布、海苔、ひじき、わかめ、もずく
- スルフォラファン(抗ピロリ菌作用: ブロッコリー、ブロッコリースプラウト)
- カテキン(抗菌作用、抗ウイルス作用): お茶、小豆
- タンニン(殺菌作用があり、抗生物質が効きにくい細菌、コレラ菌、インフルエンザウイルスなどの繁殖を抑制):お茶、レンコン
- リゾチーム(殺菌作用):卵白
- クエン酸(抗菌作用):梅干し、柚子、すだち、かぼす
- フコキサンチン(がん細胞の増殖を抑える): ひじき、わかめ、昆布、海苔
- グルコブラシン(がん細胞の増殖を抑える他、がん細胞のアポトーシス(自殺死)を起こす:白菜)
- クルルビタシン(がん細胞の増殖を抑える): きゅうり
- ブチルイソチオシナネート(大腸がん細胞などのアポトーシス(自殺死)を誘導する): キャベツ、クレソン
- フェニルイソチオシアネート(大腸がん細胞や前立腺がん細胞などのアポトーシス(自殺死)を誘導して、がんを抑える): キャベツ、クレソン
抗アレルギー作用、抗炎症作用を持つ栄養成分とそれを含む食材
- ルテオリン(5−リボキシゲナーゼ阻害で抗炎症・抗アレルギー作用):ピーマン、大葉、春菊、パセリ、セロリ、エゴマ、シソ、ミント、カモミール
- ケルセチン(抗炎症作用と抗アレルギー作用(IκBリン酸化抑制によるNF-κBの抑制)、HSP産生抑制): タマネギ、エシャロット、リンゴ
- ジンゲロール(抗アレルギー作用、抗炎症作用): 生姜
- ショウガオール(抗アレルギー作用、抗炎症作用): 生姜
- α−リノレン酸(炎症物質ロイコトリエンの生成を抑制する作用やアレルギーを予防する作用): くるみ、大豆、油揚げ、きな粉、みそ、抹茶、グリーンピース、豚肉
- EPA(アラキドン酸(ω−6系)と拮抗、PGE2やロイコトリエンの産生を抑え、喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症を緩和・改善):鰯、鰺、鯖、秋刀魚、鯛、鮭、穴子、海苔
- DHA(アラキドン酸(ω−6系)と拮抗、PGE2やロイコトリエンの産生を抑え、喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症を緩和・改善):鰯、鰺、鯖、秋刀魚、鯛、鮭、鰆
- クルクルミン(マクロファージや好中球による炎症を抑える):カレー粉
- ビオチン(ヒスタミンの産生を抑え、アトピー性皮膚炎の症状を緩和する):辛子、唐辛子、パプリカ粉、大豆、味噌、枝豆、そば粉、椎茸、まいたけ、きくらげ、卵黄、鰯、あさり、海苔、わかめ、ひじき
- リコぺン(強い抗酸化力で抗炎症作用): トマト、スイカ
- アスタキサンチン(リポ多糖類が誘導する炎症反応抑制作用):海老、金目鯛、鯛、鮭、蟹、鱒、イクラ
- フコイダン(Th2型免疫反応を抑制して抗アレルギー作用):昆布、海苔、ひじき、わかめ、もずく
- ヘスペリジン(抗アレルギー作用):柚子、柚子の皮、すだち、温州みかん、かぼす
- ノビレチン(抗アレルギー作用): シークワーサー
- スルフォラファン(抗アレルギー作用(IgE産生抑制)): ブロッコリー、ブロッコリースプラウト
- プロアントシアニジン(抗アレルギー作用(花粉症)、抗炎症作用):小豆、クランベリー、ブドウ果皮と種子、フランス海岸松樹液エキス
- カフェ酸(抗アレルギー、5-リボキシゲナーゼ阻害活性を示す): コーヒーを焙煎するとクロロゲン酸から生成される
- ロズマリン酸(炎症反応を抑える効果により、アトピー性疾患や花粉症などのアレルギー症状を緩和する効能がある):大葉、シソ
- わさび抽出液(抗アレルギー作用): わさび